車の運転が苦手という方は男女問わず結構いますが、苦手だからといって車の運転を避けていても解決にはなりません。
根本的に車の運転を上達するにはとにかく運転して経験値を積むことしかありませんが、昨今の自動車技術の進歩により運転のしやすさや安全性能など車が運転テクニックをカバーしてくれるところも増えています。
デザイン、燃費など車を選ぶ際に重要視しているポイントは人それぞれだと思いますが、この記事では、運転が少し苦手な人向けにおすすめの車の選び方や実際の車種などをご紹介していきます。
この記事に書かれている内容
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運転が苦手な人に向いている車とは
まずは車の運転が苦手な人に重要視してもらいたい車選びのポイントについてご紹介します。
車高が高く良好な視界を確保した車種がおすすめ
車の運転のしやすさで一番重要なのが運転席からあらゆる方向を見渡すことができ、死角が少ないことです。
燃費の良さからプリウスやアクアなどの乗用車タイプのハイブリッドカーが人気ですが、実は意外と死角が多く運転が苦手な人にはおすすめできません。
運転が苦手な方におすすめしたいのはワンボックスタイプ・ハイト系ワゴンの軽自動車やミニバンです。
ワンボックスタイプ・ハイト系ワゴンの軽自動車やミニバンは車高が高いので視界が良く、車幅・車長が分かりやすいという特徴があります。
予防安全装備が充実している車
いくら気を付けて車を運転しても、万が一ということも想定しておいた方が安心です。
そこで重要視したいのが予防安全装備。
「予防」という名の通り、事故を未然に防ぐための技術で、各メーカーともに非常に力を入れています。
予防安全装備にもいろいろありますが、ここでは代表的な装備をいくつかご紹介します。
ぶつからない車!自動ブレーキシステム
最近では多くの車種に搭載されている自動ブレーキシステム。
車体に取り付けられているセンサーが人間や障害物を検知し、障害物までの距離や走行スピードなどから衝突する可能性があるか車が自動的に判断し、必要に応じて自動的にブレーキをかけてくれる仕組みです。
自動ブレーキシステムはブレーキを思いっきり踏んでもタイヤをロックしないABS(アンチ・ブレーキ・システム)、エアバッグに次ぐ安全装備として注目されています。
各メーカーともに力を入れているため、新しい車種であれば大体対応していると考えてもよいでしょう。
ちなみに各メーカーごとに採用しているセンサーや技術が異なります。
以下の記事で詳しくご紹介していますのでよければご覧ください。
参考記事:
自動ブレーキシステムの違いを徹底比較!おすすめは予防安全性能はどのメーカー?
駐車場でも慌てない!自動駐車機能
車の運転が苦手だと特に神経を使うのが駐車場です。
狭い駐車場や縦列駐車しなければいけない駐車場など、考えただけでもぞっとする人も多いでしょう。
しかし、最近ではトヨタや日産など一部メーカーから駐車を自動的に行ってくれる技術を搭載した車種も発売されているため、頻繁にお出かけするなど駐車場を利用する機会が多い方にはおすすめです。
ただし、自動駐車機能はまだそれほど熟成された技術ではないので、一部車種だけ対応しているため、乗りたい車が対応しているかあらかじめ確認が必要です。
自動駐車機能を採用している車種(一例)
- トヨタ プリウス、ヴォクシー、ノア、アルファード、ヴェルファイア
- 日産 リーフ、セレナ、エクストレイル
- ホンダ ステップワゴン、オデッセイ
- ベンツ Eクラス
ちなみにベンツが公開した無人駐車システムについて紹介した動画をご紹介します。
まだ実用化前ですが、自動駐車機能がさらに進化するとどうなっていくのかがわかります。
とにかくすごいの一言です。
車の運転が苦手な人におすすめの車種
運転が苦手な人におすすめの具体的な車種の一部をご紹介します。
ホンダ N-BOX
小回りがきいて視界も抜群!

メーカー | ホンダ | モデル | 2代目(2017年~) |
---|---|---|---|
車名 | N-BOX/カスタム | ||
新車価格 | 中古車相場 | ||
138.5~227.4万円 | 82.5~226万円 | ||
基本・寸法・重量 | |||
駆動方式 | 2WD、4WD | 排気量 | 658cc |
全長 | 3395mm | 車内寸法 長 | 2060~2240mm |
全幅 | 1475mm | 車内寸法 幅 | 1350mm |
全高 | 1790~1815mm | 車内寸法 高 | 1400mm |
重量 | 890~1020kg | 乗車定員 | 4人 |
性能 | |||
燃料消費率 | 23.4~27km/L | 最小回転半径 | 4.5~4.7m |
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※使用している画像や情報はホンダ公式サイトから引用、または参考にしております。
軽自動車売上ナンバー1のホンダ N-BOXは車高も高いので視界は抜群によく運転しやすいです。
安全性能は赤外線レーダーによる自動ブレーキシステムも搭載しています。
ただし、ホンダのシティブレーキアクティブシステムは30km/h以下での動作のため過信し過ぎには注意しましょう。
ダイハツ タントカスタム
「スマートアシストⅡ」を搭載して安全性バッチリ

メーカー | ダイハツ | モデル | 3代目(2013~2019年) |
---|---|---|---|
車名 | タント/カスタム | ||
新車価格 | 中古車相場 | ||
122~187.3万円 | 25.5~240万円 | ||
基本・寸法・重量 | |||
駆動方式 | 2WD、4WD | 排気量 | 658cc |
全長 | 3395mm | 車内寸法 長 | 1930~2200mm |
全幅 | 1475mm | 車内寸法 幅 | 1350mm |
全高 | 1750mm | 車内寸法 高 | 1365mm |
重量 | 920~1040kg | 乗車定員 | 4人 |
性能 | |||
燃料消費率 | 24.6~28km/L | 最小回転半径 | 4.4m |
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※使用している画像や情報はダイハツ公式サイトから引用、または参考にしております。
衝突事故を防止する予防安全装備は各社様々な技術を取り入れていますが、中でも高い安全性を誇るのがダイハツの「スマートアシストⅡ」です。
スマートアシストは他社も多く採用している赤外線レーザーにより前方に障害物がないか確認する仕組みですが、赤外線レーダーの照射距離が短いという欠点があるため、高速走行時には動作に若干不安があります。
しかし、ダイハツ タントカスタムが採用している「スマートアシストⅡ」は赤外線レーザーと単眼カメラの2つのセンサーを搭載しており、障害物の認識制度が大幅にアップしています。
また、カメラを搭載することによってセンターラインを超えそうになると警告してくれる車線逸脱警報機能も追加されており、より安全性が高くなっています。
タントカスタムは安全性だけではなくデザイン性もよく、若い人から中高年まで幅広い層で売れています。
人気車種のため中古車市場でもだいぶ数が出回っているので、状態がよい優良中古車が見つけやすいでしょう。
スズキ ハスラー
軽自動車最高レベルの安全性を実現!

メーカー | スズキ | モデル | 1代目(2015年~) |
---|---|---|---|
車名 | ハスラー | ||
新車価格 | 中古車相場 | ||
110~174.8万円 | 49.9~252万円 | ||
基本・寸法・重量 | |||
駆動方式 | 2WD、4WD | 排気量 | 658cc |
全長 | 3395mm | 車内寸法 長 | 2035~2160mm |
全幅 | 1475mm | 車内寸法 幅 | 1295mm |
全高 | 1665mm | 車内寸法 高 | 1250mm |
重量 | 770~570kg | 乗車定員 | 4人 |
性能 | |||
燃料消費率 | 24.2~32km/L | 最小回転半径 | 4.6m |
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※使用している画像や情報はスズキ公式サイトから引用、または参考にしております。
スズキが採用している予防安全装備「デュアルカメラブレーキサポート」。
これは車両に2つのカメラを搭載し、2つのカメラの映像から障害物の大きさや距離を判断する仕組みになっており、歩行者や自転車などの小さい障害物の検知能力も高く、作動する速度域も軽自動車の中では最高レベルです。
しかし、価格が高いというデメリットもあるためハスラーの上位グレードやスペーシア・スペーシアカスタムの一部車種にしか採用されていませんので車を選ぶ際はグレードも注意しましょう。
日産 セレナ
日産の安全技術を結集して作られたミニバン!

メーカー | 日産 | モデル | 5代目(2016年~) |
---|---|---|---|
車名 | セレナ | ||
新車価格 | 中古車相場 | ||
244~351.7万円 | 132.5~436.9万円 | ||
基本・寸法・重量 | |||
駆動方式 | 2WD、4WD | 排気量 | 1198~1997cc |
全長 | 4690~4770mm | 車内寸法 長 | 3170~3240mm |
全幅 | 1695~1740mm | 車内寸法 幅 | 1545mm |
全高 | 1865~1875mm | 車内寸法 高 | 1400mm |
重量 | 2070~2210kg | 乗車定員 | 7~8人 |
性能 | |||
燃料消費率 | 15~15.8km/L | 最小回転半径 | 5.5~5.7m |
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※使用している画像や情報は日産公式サイトから引用、または参考にしております。
セレナは日産が誇る先進安全装備に対応しており、国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構による予防安全性能評価で満点で最高評価となる「ASV++(ダブルプラス)」を獲得するなど安全面では文句なしの一台です。
中でもおすすめの装備が「インテリジェント パーキングアシスト(駐車支援システム)」と「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」です。
「インテリジェント パーキングアシスト(駐車支援システム)」は、駐車場で車を止めたい場所を指定するだけで、セレナ自身が自動でハンドル操作を行い駐車してくれるという優れものです。
また、駐車は車庫入れ・縦列駐車にも対応しているので、駐車に自身の無い方でも安心してお出かけできます。
「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」はブレーキアシストのシステムです。
他社メーカーと違うのが、通常は赤外線レーザーとカメラを組み合わせて危険を察知しブレーキをアシストしていますが、セレナの場合は画像処理技術を向上させることにより一つのカメラ(単眼カメラ)で障害物までの距離や形状を高精度で認識可能にしています。
まとめ
今回は運転が苦手な人を対象におすすめの車選び方法をご紹介しましたが、自動車技術の進歩はとても早いので数年後にはさらに安全性の高い車が発売されていると思います。
しかし、冒頭でも書いた通り車の運転を上達するには、とにかく車を運転してなれることが大切です。
実際に気に入った車を見つけたら、運転席に座って視界の確認をしたり、試乗してみて車の制動を確認するなど、実車に直接触れてみることが大切だと思います。
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