2018年3月1日から日産の人気ミニバンセレナのニューモデル「セレナe-POWER」が発売となりました。
今回の車名にも付けられえている「e-POWER」とは、約11か月で10万台以上を販売した日産ノートe-POWERにも採用された日産が誇る電気自動車技術の名称です。
セレナe-POWERをリサーチしたところ、ファミリーカーとして非常に高いスペックであることがわかりました。
この記事では、セレナe-POWERの特徴やおすすめポイントだけでなく、マイナスポイントまで詳しくご紹介していきます。
この記事に書かれている内容
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日産セレナってどんな車?
セレナは1991年に初代が発売されて以来、約30年近くにわたり日産を代表するミニバンとして高い人気を誇る車種です。
現行車種は2016年にフルモデルチェンジされ5代目セレナとなっています。

メーカー | 日産 | モデル | 5代目(2016年~) |
---|---|---|---|
車名 | セレナ | ||
新車価格 | 中古車相場 | ||
244~351.7万円 | 132.5~436.9万円 | ||
基本・寸法・重量 | |||
駆動方式 | 2WD、4WD | 排気量 | 1198~1997cc |
全長 | 4690~4770mm | 車内寸法 長 | 3170~3240mm |
全幅 | 1695~1740mm | 車内寸法 幅 | 1545mm |
全高 | 1865~1875mm | 車内寸法 高 | 1400mm |
重量 | 2070~2210kg | 乗車定員 | 7~8人 |
性能 | |||
燃料消費率 | 15~15.8km/L | 最小回転半径 | 5.5~5.7m |
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※使用している画像や情報は日産公式サイトから引用、または参考にしております。
豊富なシートアレンジで様々な利用シーンに対応できる!
セレナの車内空間はとても広く、車内長3,250mm、車内幅1,545mmと2018年2月でミニバンクラスNo.1となっています。
また、シートアレンジバリエーションも豊富で、乗員数や荷物の量、子供の年齢など利用シーンに合わせて臨機応変に快適な車内を保つことができます。
足だけでスライドドアを開閉できる!
セレナはハンズフリーセンサーへ足をかざすだけでスライドドアを開閉することができます。
両手に荷物を抱えたり、小さいお子さんを抱きかかえたまま車に乗り降りできるのは非常に便利です。
また、車のカギをもっていなければ開かない、猫などの動物などにも反応しないなど、安全面もしっかり配慮されています。
小さいお子さん、アウトドア好き、ペットを飼っているなら防水シートがおすすめ!
子供が小さいと車の中でジュースをこぼしたり、外で遊んで服が汚れたまま車に乗ってしまい、シートが汚れてしまうということも多々あります。(我が家でも悩みの種です…)
また、子供だけではなくアウトドアが好きな方や犬などのペット飼っていて車に乗せる機会がある方も同様にシートの汚れが気になると思います。
しかし、グレードにもよりますが、セレナには防水シートを採用しているモデルがあり、ジュースや泥汚れなどの水分はサッと拭くだけで汚れを取ることができ、またペットの毛などもこびりつきにくい素材になっているので簡単に掃除することができます。
人気モデルはやっぱりハイウェイスター!
日産では、ミニバンやルークス・デイズといった一部のトールワゴン型の軽自動車のみに設定されたカスタマイズカーシリーズです。
ハイウェイスターはエクステリア・エアロ・ホイールサイズなどがノーマル車と大きく異なり、スポーティーなデザインになっています。
また、車種を問わずハイウェイスターは非常に人気がありリセールバリュー(中古価値)が高いので、万が一手放す際にもノーマル車より高値買取が期待できます。
セレナe-POWERにもハイウェイスターがラインナップされていますので、リセールバリューを考慮するならハイウェイスターのグレードがおすすめです。
そもそもe-POWERとは何なのか?
e-POWERは日産の開発した電気自動車(EV)のメカニズムの一種です。
日産が誇る電気自動車(EV)といえばリーフです。
リーフは完全な電気自動車で、燃料としてガソリンは一切使用せずに電気でバッテリーを充電して走行することができます。
これに対してe-POWERはエンジン自体は完全にガソリンを使用しない電気自動車と全く同じものを使用しており、バッテリー充電のためにガソリンを使用する方式を採用したハイブリッドカーになっています。
日産セレナe-POWERの特徴
給油なしで800~900kmは余裕!ミニバントップクラスの低燃費
日産セレナe-POWERの最大の特徴はミニバントップクラスの低燃費となる26.2km/L(JC08モード燃費)を実現したことです。
ガソリンタンク容量が55Lなので、理論値上では給油なしで1441km走行できるということになります。
実燃費達成率は60~70%くらいになることが多いので、800~900kmくらいは走行できるでしょう。
普段は通勤で使用する、頻繁に家族で遠出するなど、走行距離が多いほどうれしいメリットになります。
市内走行や渋滞の運転が楽になる!e-POWER DRIVEを採用!
通常オートマティック車はアクセルから足を離してもエンジンブレーキが効かないため、原則するにはブレーキを踏む必要があります。
市内の走行や渋滞時など、発進・停止・徐行などを繰り返す場合、アクセルとブレーキを頻繁に踏みかえなければならないので大変です。
しかし、セレナe-POWERではアクセルから足を離すとエンジンブレーキがかかり減速するe-POWER Driveを採用しているため、アクセルとブレーキペダルの踏みかえ回数を大幅に減少させることに成功しました。
これにより運転による疲労や誤操作による事故を未然に抑止することができます。
おすすめグレードは「セレナ e-POWER ハイウェイスター」
セレナe-POWERは2018年3月時点で5グレードが販売されています。
グレード | 駆動方式 | 小売希望価格(税込) |
---|---|---|
セレナ e-POWER XV | 2WD | 3,128,760円 |
セレナ e-POWER XV(防水シート車) | 2WD | 3,161,160円 |
セレナ e-POWER ハイウェイスター | 2WD | 3,178,440円 |
セレナ e-POWER ハイウェイスター V | 2WD | 3,404,160円 |
セレナ e-POWER ハイウェイスター V(防水シート車) | 2WD | 3,436,560円 |
大きくはXVとハイウェイスターに分かれますが、フロントグリル・エアロ・ホイールなど見た目は断然ハイウェイスターに軍配が上がります。
また、ハイウェイスターにも通常のハイウェイスターとハイウェイスターVの2種類あります。
この2グレードはデザイン的にはほぼ同じですが、ハイウェイスターVの方がLEDヘッドライト等を採用しているなど若干違いはあるもの20万円以上高い価格設定になっていますので、コスパ的にもセレナ e-POWER ハイウェイスターがおすすめです。
日産セレナe-POWERのデメリット・マイナスポイントは?
ファミリーカーとしておすすめできる日産セレナe-POWERですが、デメリット・マイナスポイントはありますので車選びのポイントにしてください。
4WDの設定がない
雪が降らない地域ならほとんど問題にならないと思いますが、日産セレナe-POWERには4WDの設定がありません。
豪雪地帯で生活している場合、車選びの大前提が4WDとしている方も多いと思いますので、お住まいの地域によっては大きなマイナスポイントになるでしょう。
ライバル車ヴォクシーやステップワゴンと比較してどっちがおすすめ?
日産セレナe-POWERのライバル車としてはボディーサイズや用途面からトヨタのヴォクシー、ホンダのステップワゴンなどが挙げられます。
それぞれ似たようなグレードで比較するとしたら、
- 日産 セレナ e-POWER ハイウェイスター V
- トヨタ ヴォクシー HYBRID ZS”煌”
- ホンダ ステップワゴン SPADA HYBRID B・Honda SENSING
この3グレードになりますが、価格で観るとセレナe-POWERが5~10万円くらい高い価格帯にはなっています。
しかし、燃費性能は一番よく、採用している技術的にもヴォクシー、ステップワゴンと比べると一歩進んでいるので、このくらいの価格差は誤差としてとらえてもよいでしょう。
この3台はいずれも各メーカーが特に力を入れている車種なのでどれを選んでも外れはありませんが、個人的には今回発売された日産セレナe-POWERは他の2台と比べてもかなり魅力的な部分が多いので、買いの一台でははないかと思います。
まとめ
調べる前はそれほど注目していませんでしたが、詳しく見ていくうちに日産セレナe-POWERはファミリカーとしてかなり優れているモデルだということがわかりました。
どうしても価格面や4WDがないといったデメリットがあるため、日産セレナe-POWERがそもそも選択肢から外れてしまうという方もいるとは思いますが、そうでないのであれば検討対象に加えるべき価値のある一台だと思います。
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