2020年にフルモデルチェンジを果たした3代目となるホンダのコンパクトカー「フィット(FIT)」。
運転しやすい視界の確保や人間工学に基づいて改良されたシート、クラストップレベルの低燃費など大幅にパワーアップしています。
そんなフィットの購入を検討している多くの方が悩むのが、
「どのグレードが一番おすすめなのか?」
ということだと思います。
この記事では新型フィットの各グレードの価格・エクステリア・インテリア・安全性・快適装備・燃費等について比較し、どのグレードを購入すれば後悔しないのか調べてみました。
この記事に書かれている内容
ホンダ 新型フィットを安く買う方法!

自動車を購入する際、値引き交渉はセールスマンと駆け引きが必要で大変ですが、手っ取り早くホンダ 新型フィットを安く購入する方法があります。
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参考記事:
【最新版】車を高く売りたいならネットで不評の一括査定がやっぱりおすすめ!
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新型フィットは全5グレード!
新型フィットは5つのタイプバリエーションにそれぞれガソリン仕様車とハイブリッド仕様車の全10車種が用意されています。
それぞれのグレードを簡単に説明すると、
- BASIC … ハロゲンヘッドライト、マニュアル式エアコン、15インチスチールホイールなど装備のグレードを下げることでコストカットしたグレード。
業務用として利用する場合などにおすすめ。 - HOME … LEDヘッドライト、フルオートエアコンなどBASICをベースに普段使いとして快適に乗れる装備を追加したグレード。
安くフィットを買いたい方におすすめ。 - NESS … FITNESS(フィットネス)からネーミングを付けているとおり、エクステリア・インテリアともにスポーティーなグレード。
ライムグリーンとのツートンカラーを選択できるNESS専用カラーも選択でき、若い方におすすめ。 - CROSSTAR … キズのつきにくいクロスオーバースタイルの専用バンパーを装備したグレードで、アウトドア好きな方におすすめ。
- LUXE … 本革ステアリング、本革シートなどラグジュアリーなグレード。高級感のある車が好きな方におすすめ。
今回はこの全5グレードについて比較していきます。
新型フィット グレードによる価格の違い
新型フィットの各グレードを価格で比較してみました。
グレード | 2WD | 4WD | |||
---|---|---|---|---|---|
車両本体価格 | グレード価格差 | 車両本体価格 | グレード価格差 | ||
BASIC | ガソリン | 1,557,600円 | - | 1,755,600円 | - |
e:HEV | 1,997,600円 | - | 2,195,600円 | - | |
HOME | ガソリン | 1,718,200円 | 160,600円 | 1,916,200円 | 160,600円 |
e:HEV | 2,068,000円 | 70,400円 | 2,266,000円 | 70,400円 | |
NESS | ガソリン | 1,877,700円 | 159,500円 | 2,075,700円 | 159,500円 |
e:HEV | 2,227,500円 | 159,500円 | 2,425,500円 | 159,500円 | |
CROSSTAR | ガソリン | 1,938,200円 | 60,500円 | 2,136,200円 | 60,500円 |
e:HEV | 2,288,000円 | 60,500円 | 2,486,000円 | 60,500円 | |
LUXE | ガソリン | 1,977,800円 | 39,600円 | 2,186,800円 | 50,600円 |
e:HEV | 2,327,600円 | 39,600円 | 2,536,600円 | 50,600円 |
最安値がグレード「BASIC」2WDガソリン仕様車で1,557,600円、一番高いグレードが「LUXE」4WD e:HEV(ハイブリッド)の2,536,600円となります。また、同グレードでも2WDと4WDでは約20万円、ガソリン仕様車とハブリッド仕様車では約20万円の差があります。
新型フィット グレードによるエクステリアの違い
フルLEDヘッドライト
「BASIC」ガソリン仕様車はハロゲンヘッドライトですが、それ以外のグレードはオートライト機構付きのフルLEDヘッドライトを標準装備しています。
また、「NESS」「LUXE」はLEDフォグライトを装備。霧などの悪天候時、自車の位置を示すとともにクルマに近い位置をワイドに照らします。
CROSSTAR専用エクステリア
「CROSSTAR」はタフなイメージの専用エクステリアを装備。
フロントグリル・フロントバンパー・リアバンパー・ホイールアーチプロテクター・サイドシルガーニッシュ・ドアロアーガーニッシュがキズや汚れから守ってくれます。
グレード別ホイール
「BASIC」「HOME」は15インチスチールホイール、「NESS」「CROSSTAR」「LUXE」は16インチアルミホイールとグレードによって標準ホイールの種類やサイズが異なります。
「HOME」はオプションで「NESS」と同じ16インチアルミホイールを選択することもできます。
新型フィット グレードによるインテリアの違い
本革巻ステアリングホイール
「HOME」のe:HEVと「LUXE」のみ本革巻ステアリングホイールを標準装備。シートと同系色で上質な質感を演出してくれます。
それ以外はウレタン素材のステアリングホイールとなります。
シート
「HOME」はプライムスムースとナチュラルテキスタイルのコンビシート、「NESS」「CROSSTAR」は汚れの付きにくい撥水ファブリックシート、「LUXE」は高級感のある本革シートが標準されています。
新型フィット グレードによる安全性の違い
ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」。
「BASIC」ならHonda SENSINGを装備しないことも可能ですが、基本的には全グレードで標準装備しているため、グレードによる安全性の違いはありません。
また、新型FITでは広い水平画角のフロントワイドビューカメラと前後のソナーセンサーにより安全運転支援機能がさらに進化。夜間での検知や自転車も検知できるようになり安全性がさらに向上しました。
新しくなった3つの検知方法
フロントワイドビューカメラで検知
適切な車間距離を保つように支援する渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)において、広い水平画角のフロントワイドビューカメラにより側方に対する検知能力が高まりました。
前方ソナーセンサーで検知
壁などに衝突する恐れがある場合、ブレーキ操作を支援する近距離衝突軽減ブレーキの検知能力が向上。ガラスもしっかり検知します。
後方ソナーセンサーで検知
不注意によりアクセルペダルを踏み込んだ場合、急発進を防止する後方誤発信抑制機能が向上。狭い駐車場でも安全な駐車を支援してくれます。
Honda SENSINGで提供される機能
- 衝突軽減ブレーキ
- 誤発進抑制機能
- 後方誤発進抑制機能
- 近距離衝突軽減ブレーキ
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- 渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- 車線維持支援システム
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
- オートハイビーム
新型フィット グレードによる快適装備の違い
運転席・助手席シートヒーター
「LUXE」のみ運転席と助手席にシートヒーターを装備。寒い日でも体を温めてくれて快適なドライブができます。
フルオートエアコン
「BASIC」ガソリン仕様車はダイアル式のマニュアルエアコンですが、それ以外のグレードは温度や風量を自動調節してくれるフルオートエアコンが装備されてます。
また、「NESS」はプラズマクラスターを装着しているので、車内の空気を浄化してくれます。
ライズ グレードによる燃費の違い
新型フィットの燃費性能をJC08モード、WLTCモードでグレード毎に比較してみました。
グレード | ガソリン仕様車 | e:HEV | ||
---|---|---|---|---|
2WD | 4WD | 2WD | 4WD | |
BASIC | 20.4km/L | 18.2km/L | 29.4km/L | 25.6km/L |
HOME | 20.2km/L | 18.0km/L | 28.8km/L | 25.2km/L |
NESS | 19.6km/L | 17.0km/L | 27.4km/L | 23.2km/L |
CROSSTAR | 19.4km/L | 17.4km/L | 27.2km/L | 24.0km/L |
LUXE | 19.6km/L | 17.0km/L | 27.4km/L | 23.2km/L |
グレードが上がるにしたがって総重量が重くなるため、燃費性能がガソリン仕様車では約1km/L、e:HEV(ハイブリッド)では約2km/Lも違うので注意してください。
また、2WDと4WDを比較した場合、ガソリン車では約2km/L、e:HEV(ハイブリッド)では約4km/Lとハイブリッドの方が大きく燃費効率が低下していますので、2WDで十分ならそちらがおすすめです。
【まとめ】新型フィットは自分に合ったグレードがおすすめ!
他車種の場合、装備の充実度に対してお買い得感のあるグレードが存在しますが、新型フィットの場合はグレードによってそれぞれ特徴が全く異なりますので、自分に合ったグレードを選ぶとよいでしょう。
新型フィットのグレードの選び方
- とにかく安く新型フィットを買いたい方は「BASIC」
- インテリアや快適装備にこだわりはなく、仕事や買い物などの足として使えれば十分という方は「HOME」
- スポーティーなデザインが好きで他の人と同じ車に乗りたくない人は「NESS」
- キャンプやウィンタースポーツなどアウトドアが好きな方には「CROSSTAR」
- ラグジュアリーな高級感のある新型フィットを買いたい方は「LUXE」
ガソリン仕様車とe:HEV(ハイブリッド)、買うならどっち?
ガソリン仕様車とe:HEV(ハイブリッド)でどちらを購入するか悩んでいるなら、e:HEV(ハイブリッド)がおすすめです。
ガソリン仕様車とe:HEV(ハイブリッド)は同グレードでも約20万円もハイブリッドがありますが、燃費は7~8km/Lの差がありますので、ガソリン代を大幅に削減することが可能です。
さらに、e:HEV(ハイブリッド)は「2020年度燃費基準+40~50%達成車」となりますので、自動車取得税が免税、自動車税の減税などの恩恵も受けられますので、十分に元を取ることできます。
また、将来的に手放す際の価値としても、ガソリン仕様車よりもハイブリッドの方が高額で買い取ってもらえますので、総合的に判断してもe:HEV(ハイブリッド)をおすすめします。
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管理人も愛車だったヴィッツをディーラーに下取りした後に、あと30万円高く売れることに気がつき後悔しました。
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