新車で購入した車を最初に中古車として販売する場合、「ワンオーナー車」として大々的にアピールして売られていることもあります。
中古車として販売するときのアピールポイントになるため、プラス査定になるかと思われがちですが、実はワンオーナーでもプラス査定になることはありません。
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査定項目にオーナー数はない
買取業者が車を買い取る場合、査定士が日本自動車査定協会(JAAI)で定めている査定基準に則り査定を行います。
査定基準にはさまざまな査定項目がありますが、オーナー数に関する査定基準がありません。
そのため、極論をいえばワンオーナーでも5オーナーでも査定額に変わりはないのです。
しかし、ワンオーナーであるために査定上有利になることも確かです。
ワンオーナー車の査定時のメリットは以下の通りです。
- 状態がよいことが多い
- 点検整備記録簿や取扱い説明書が揃っていることが多い
- 印象が良い
状態がよいことが多い
ワンオーナー車ということは車を新車で購入して乗っていたということです。
新車で購入した車はだれでもきれいに乗りますし、ぶつけたりしないように丁寧に運転するため、結果として車の状態がよく査定額アップにつながります。
整備記録簿や取扱い説明書が揃っていることが多い
車は12か月に1回は法定点検が必要ですが、整備記録簿(メンテナンスノート)はディーラーなどの整備工場できちんとメンテナンスされている証拠になります。
買取業者は車を買い取ってからオークションで車を販売します。
その際に整備記録簿が無いと落札価格が上がらないため、査定価格も低くなってしまいます。
もしも整備記録簿をなくしてしまった場合、車を購入したディーラーであれば再発行してもらえますので、査定前には準備しておきましょう。
また、車自体の取扱い説明書の有無も非常に重要です。
取扱い説明書の紛失は査定項目にもありますので、なくしないように気を付けましょう。
印象が良い
これは査定士の主観によるところも大きいですが、ワンオーナー車は査定項目にはないものの、やはり中古車市場でも人気が高く売りやすいため、査定士は車を売ってもらうために査定額を高めに提示してくることも多いようです。
ワンオーナー車でもマイナス査定になるケース
中古車で人気のワンオーナー車ですが、以下の場合はあまりメリットがなくマイナス査定になります。
- 車内で喫煙している
- 犬などのペットを車に乗せている
- 社外パーツでカスタマイズしている
車内で喫煙している
車内で喫煙している車は臭いやヤニ汚れによりマイナス査定になります。
また、昨今の禁煙ブームにより、より一層車内で喫煙している車の人気は落ちてきていますので、査定前にはしっかり臭い取りとクリーニングをしてから査定に臨みましょう。
犬などのペットを車に乗せている
ペットを乗せている車は臭いや汚れがつきやすくマイナス査定になります。
飼い主は気が付きにくいですが、ペットを乗せた車の獣臭はなかなか取れませんので、喫煙による汚れと同じように臭い取りとクリーニングをしっかりしましょう。
社外パーツでカスタマイズしている
新車で購入するとホイールも含めて純正パーツで統一されています。
車の査定時には純正であることが一番高く売る方法ですが、マフラーやエアロ、サスペンションやアルミホイールなど社外パーツでカスタマイズした場合はマイナス査定になる場合があります。
査定時には純正パーツも併せて用意しておきましょう。
参考:車買取で純正オプションや社外パーツはプラス査定される?
知ってますか?車は値引きより今乗っている車を高く売る方が簡単です

車を買うときに値引き額に目が行きがちですが、下取り額も気にしていますか?
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